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★短編ボーイズラブ★

第1章 ボクのお兄ちゃん。

「ふぅっ…」
大きく深呼吸のようなため息をついて、洗面所の鍵を閉める。お兄ちゃんが入ってきたらまずいからね。

「兄ちゃんの…パンツ…。」
ゴクリと生唾を飲み込んで、兄ちゃんのパンツを顔の前で広げてみる。ローラーイズの黒のボクサーブリーフ。お尻のとこには金色の英字でなんとかかんとかの文字。

「あっ!!」よく見ると、パンツの前の股間部分が少し黒くしっとり濡れている。オシッコ?いや、これは…!
ドキドキドキドキ… わぁぁぁっ。
黒い染みを指で撫でてみると、ほんの少しヌルッとした。
「お兄ちゃんの…精液だ!ザーメン!」

何だよ、兄ちゃん。
兄ちゃんこそ、さっき風呂に入る前にオナニーしたんじゃないか!
どんな妄想で、どんなオカズで抜いたのかな…。
僕のオカズは…いつもお兄ちゃんだよ。兄ちゃんのチンポの事で頭がいっぱいなんだ!

まだ見た事のない兄ちゃんの勃起を想像しながら、ヌルヌルが付いた指をチュパチュパと舐めてみる。味はしない。舌をいやらしく突き出して、自分の指を音を立ててしゃぶる。
「すげぇ!お兄ちゃんのザーメン…美味しいよぉぉ。」
味なんてしないのに、そう言ってわざとつぶやくと、かすかに精液の味がするような気さえしてくる。

ハァッ…ハァッ…ハァハァ…
兄ちゃんのパンツを顔に押し付け、僕は狂ったように兄ちゃんの「香り」を吸い込み続けた。
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