テキストサイズ

大好きなんです…

第1章 保健室で

「ちょっと頭が痛くなっちゃって…」

「そっか…ならまず熱を計りましょうか」

私は体温計を彼女に渡した。

「あと…授業の途中だから教科の先生に渡す書類を書くから、学年と名前教えてくれる?」

「はい。2-Aの笠霧 真衣(カサギリ マイ)です」

言われた学年と名前を書いていく。

ピピピピッ!
保健室の中に体温計の音が響いた。

「36.7°Cか…熱はないけど一応今の時間は休んでおこうか」

「はい。わかりました」

なんかおとなしい子だなぁ…

「じゃあベッドはそこを使って。私は2-Aに行ってくるから」

そう言うと私は2-Aの教科担任に書類を渡しに向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ