テキストサイズ

ロイヤル&スレイヴ!

第3章 2,学園生活スタート。


結局、猛くんと微妙な空気のまま別れちゃったな。


それがちょっと心に引っかかった。

「未結、行こう。次の選択授業、何とってんの?」

純ちゃんと猛くんってもしかして付き合ってるのかな、

なんて野次馬なコトを考えていると、隣を歩いていた滝くんが話を振ってくれた。

「私、音楽」

「マジ?俺も一緒」

4限目の選択授業は全クラスの合同で、音楽、美術、書道から選べる。

選択クラスがすでに振り分けられた後に私の転入が決定したので、

人数に比較的余裕のあった音楽のクラスに配属されていた。

音楽は好きな科目のひとつでもあるので、楽しみにしている授業。

それに、滝くんも一緒なら心強い。

仲がいい人がいるって、こんなに安心できることなんだな。

私たちはお弁当をおいて、
音楽の教科書と筆記用具を自分の教室で取ってくると、

すぐに合流して音楽室まで移動した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ