エンドレス
第17章 薫 ー 暗黒の中の光 ー
紗耶香との契約時間も、残り1時間ほど。
オシッコまみれで陶酔していた紗耶香の身体を洗ってあげ、寝室に戻りベッドの上にふたりとも全裸のままで並んで横たわっていた。
「薫さん・・私の彼女にならない?」
唐突に紗耶香が言い出した。
「お金で、後腐れなく・・じゃなかったんですか?」
「そのつもりだったけど、薫さんにされるひとつひとつが、すべて私を喜ばせてくれる・・・こんな人にはもう出会えないと思うの・・・」
「・・・嬉しいです・・・」
紗耶香がお金持ちだと知りながら、紗耶香の提案を断る人間はいなかった。
でも薫が乗り気ではないのは、その返答から十分に読み取れた。
「いい人がいるのね?・・・女性?」
「・・・はい・・・」
「そう・・・どんな人?」
「もう何年も会っていません・・もう結婚しているかもしれません・・・会えても・・男の道具にされている私には、もう振り向いてもくれないかも・・・」
オシッコまみれで陶酔していた紗耶香の身体を洗ってあげ、寝室に戻りベッドの上にふたりとも全裸のままで並んで横たわっていた。
「薫さん・・私の彼女にならない?」
唐突に紗耶香が言い出した。
「お金で、後腐れなく・・じゃなかったんですか?」
「そのつもりだったけど、薫さんにされるひとつひとつが、すべて私を喜ばせてくれる・・・こんな人にはもう出会えないと思うの・・・」
「・・・嬉しいです・・・」
紗耶香がお金持ちだと知りながら、紗耶香の提案を断る人間はいなかった。
でも薫が乗り気ではないのは、その返答から十分に読み取れた。
「いい人がいるのね?・・・女性?」
「・・・はい・・・」
「そう・・・どんな人?」
「もう何年も会っていません・・もう結婚しているかもしれません・・・会えても・・男の道具にされている私には、もう振り向いてもくれないかも・・・」