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エンドレス

第17章 薫 ー 暗黒の中の光 ー

次の日の午後、いつものように社長さんの車で紗耶香の屋敷に送ってもらった。

屋敷に着く直前に社長さんが優しく話してきた。

「明日はお休みなのに申し訳ない・・1日だけ紗耶香さんのお願いを聞いてあげて欲しい・・・」

「予定もありませんでしたから・・あの・・何でしょうか・・・」

「紗耶香さんから直々にお話しされますよ・・」

それっきり、屋敷に着くまで社長さんは黙ったままだった。



部屋に入ると真っ赤なロングドレスの紗耶香がいた。
相変わらず美しい。
女性から見ても、可憐でセクシーな女性である。

でも・・・表情は悲しげだった。

「どうかされたのですか?・・・あむっ・・」

紗耶香が薫に近づくや、唇を重ねてきた。
紗耶香の唇と舌が激しく薫の唇にかぶりつくように重ねられた。
薫も舌を紗耶香の舌に絡めた。



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