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エンドレス

第18章 嫉妬と興奮

薫とのセックスはお昼近くまで続いた。

女性同士のセックスは、時間の感覚が麻痺してしまう。
「射精」という行為が無いため、同時に失神でもしない限り、行為が中断する「間」が少ない。
体力的や時間的な制約が無ければ、ずっと続けられる。

時計を見ると、11:20だった。

薫が台所に飲み物を取りに行ったため、たまたま行為が中断した。

「そうだ・・・」

久美はメールを思い出して、携帯を確認した。
夫からのメールだった。

「今日の午前中に中間報告のためオフィスに戻ります。夜に出張先に戻れば良いので、昼頃に一旦家に寄ります。16:00頃までは家に居られます。」

「ええぇぇっ?!」

久美の驚きの絶叫に、薫が台所から何事かと走って戻ってきた。

「どうしたの?」

寝室で久美が慌てて下着を着けていた。

「かおちゃん急いで服を着て!夫が帰ってくる!」

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