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エンドレス

第18章 嫉妬と興奮

16時を少し過ぎたところ。

「・・それじゃ行ってきます。来週の金曜に帰って来るね。」

直哉が出張先に出発する。

玄関のドアを開けたところで直哉が振り返る。

「帰ったら、またしようね。」

「バカ・・行ってらっしゃい・・」

ドアが閉まり、直哉の足音が聞こえなくなるのを確認して、慌てて寝室へ向かう。

「かおちゃん、ごめんなさい・・・」

クローゼットの扉を開けたが、いるはずの薫がいない。

「え?・・・」

家中を探したが、薫の姿はどこにもなかった。

「かおちゃん・・どこ・・」

見られていなかったのだと安心したが、すぐに不安にかられた。
また居なくなってしまった?・・

携帯から電話をかけた・・

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