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エンドレス

第21章 回想 -告白-

それから、登下校はいつも一緒になった。
ふたりでいる事が当たり前になった。

いつしか、先輩、吉澤さんの呼び方も、くみネェ、かおちゃんになっていた。

そして夏休みになった。

毎日ふたりで遊びに行った。
ショッピング、カラオケ、etc・・・

そして8月の暑い日。
ふたりの交際が1ヶ月を過ぎた頃、初めての経験をする。

いつものようにふたりで遊びに行った帰り、突然の夕立ちにあった。
ビショビショになってしまい、久美の家で着替える事にした。

「お母さん、タオルちょうだい・・お母さぁぁん・・」

玄関で母親を呼んだが返事がなかった。

「・・そういえば、今日は出かけて遅くなるって言ってたんだった・・・かおちゃんあがって。」

「・・お邪魔しまぁす・・」

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