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エンドレス

第21章 回想 -告白-

「ちょっ・・かおちゃん・・」

「くみネェ・・いい匂い・・」

後ろから抱きしめられ、背中に薫の胸の柔かさを感じる。

「かおちゃんも胸・・大きいね・・あたってるよ・・」

「・・くみネェ・・キス・・したい・・」

「えっ?・・」

いつか、こんな日がくるかもとは思ってはいたが、実際にとなると初めての事で少し怖い。

「・・・」

「くみネェ・・私とじゃ嫌?・・・」

「・・そんなことないけど・・怖い・・かな・・」

「怖い?」

「うん・・だって女の子同士だよ?・・」

薫に後ろから抱きしめられたまま、久美が正直な気持ちを伝えた。

「私、くみネェが大好き・・本気だよ?」

「かおちゃん・・」

久美が薫の手を握り、薫の方に向き直り顔をあわせた。
そこには、真剣な顔をして真っ直ぐに久美を見つめる薫がいた。

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