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エンドレス

第21章 回想 -告白-

舌を絡ませるといっても、ふたりとも経験がなかったから、ぎこちないものだった。

唇を合わせては、時折チロチロと舌先が触れる程度のものだった。

でも、ふたりには充分なキスだった。
愛しあっている。
そう実感できて、とても幸せな気持ちだった。

何度も何度も唇を重ねた。
胸の鼓動が、どんどん速くなる。

「くみネェ・・胸触ってみていい?・・」

薫の言葉に、久美の鼓動はさらに速くなる。
久美の返答も待たずに、薫が久美の胸に手を添えた。

胸の丸みを確かめるように、優しく薫の手が久美の胸を這う。優しく優しくそっと触れてくれる。

春頃から、久美の胸がまた成長した。
もともと、周りの友達よりも自分の胸は大きいかもとは思っていたが、それまでのブラが明らかにきつくなり1カップ大きなブラに変えた。
母親から、母方は巨乳の家系だからあなたも大きくなるわよと、初めてブラを着けた頃から言われていた。
確かに母親も母親の姉と妹も胸が大きい。

まさか、その大きく育った胸を初めて愛でてくれるのが同性だとは思ってもいなかった。

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