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エンドレス

第37章 禁欲2

ソファに座り、冷えたオレンジジュースを流し込む。

「ふぅっ・・」

する事が無くなったひととき。
この一息の時間が、疼く身体を抑え込むのに一番苦しいと気付いた。

(ダメよ・・我慢我慢・・)

自らを慰めたい気持ちを、しきりに抑え込む。

薫の休日に会えるまで・・

(かおちゃん早く会いたいよぉ・・私、おかしくなっちゃう・・)

薫の休日は木曜日。

薫の最初の休日までは、オナニーも、夫とのセックスも我慢しようと決めていた。

それが働き始めた薫に対して、今の自分にできるせめてもの事だと思ったから・・
そして、溜めに溜めた状態でおもいきり薫とセックスするため・・

まだ月曜日のお昼前。

悶々とする気持ちを抑えて日記帳を取り出すと、カレンダーの木曜日部分にハートマークを書き込んでいった。

何ヵ月も先まで、木曜日にはハートマークが書き込まれた。

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