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愛の嵐

第32章 ぎゅう×ちゅう=愛河

《櫻井時間》

自分からキスをした
身体が勝手に動いちゃったんだよなぁ
女の子相手なら普通の事なんだけど
俺だって潤を好きになって
まさか恋人になって
キスしちゃうとか

櫻「どこまで行くんだろ」

しかも抱かれたいって思ってるなんて
潤に言えない

松「はぁ?部屋に行くんだけど」
櫻「あっ、そ、そうだよね」
松「大丈夫?」
櫻「大丈夫だよ!」

呟きを聞かれてたなんて
恥ずかし過ぎるってば
身体が熱いのは期待してるのかな?
思春期の男子じゃあるまいし
でも潤の後ろ姿にときめいてる
恋する女子みたいだな

松「どうぞ、入って」
櫻「へ?」
松「どうしたの、翔」
櫻「あぁ、はい、お邪魔します」

ドアを開けて待ってくれてる
全く気付かなかった
慌てて玄関に入る
心臓の鼓動は最高潮に達していた

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