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愛の嵐

第32章 ぎゅう×ちゅう=愛河

グラスを受け取りコクンッと飲んでいる
その隙に下着を直しシャツで隠す
流石に恥ずかしくなってしまう

櫻「じゅん~♡」
松「なに?おいで」

ソファーへ座るように促したつもりだった
のに、足元からよじ登るようにして

櫻「来た♪」

じゃね~よ!
膝の上に座っちゃったよ
あ~適わないなぁ
何されても許せてんだから
俺ってこんなに惚れてたんだな

櫻「ぎゅうってして♥」
松「んっ、おいで♪」

腕を広げて迎え入れる
ぽふっと身体が俺に凭れ掛かってきた
あったけ~なぁ

櫻「ねぇ」
松「ん~?」
櫻「ちゅうして」
松「ちゅうって、また可愛い事を」
櫻「ダメ?」

あ~もう!
耳元で囁くなって
翔の声で再び熱を帯びてくる
後頭部の髪を掴み引き離す

櫻「いったぁ、ぅんっ、ん~っん」
松「口開けろ」
櫻「あっ、んっ、はっん、っんく」

ちゅうなんて可愛いもんじゃ足らない
絡める舌についていけないのか飲み下せなかった唾液が口の端から顎へ流れ落ちる
水音が耳につく

松「無理・・・」
櫻「はぁ、はぁ、なにが?」

とろけた顔してる
欲しい!翔の全てが欲しい!

櫻「ふふっ」
松「ん?どうした?」
櫻「潤もそんな顔するんだね~♪」
松「どんな顔?」

誰かにそんな事言われた事ない
どんな顔してんだ?
酔っ払いのくせによく見てんなぁ

櫻「俺の事が好きで欲しくて仕方ないって顔♥」

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