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月の綺麗な夜に

第11章 見つけてくれた君    *流星side*

彼女は真っ直ぐじっと空を眺めたままピクリとも動かない。



何してんだろ。



そう思って少しだけ距離を縮めた時




‥泣いてる‥・?




彼女はただ単に空を眺めてたんじゃなくて、泣いてるのが分かった。



彼女は流れる涙を拭う事なく、真っ直ぐと空に浮かぶ半月の月を眺めてた。



雲の多い今日の空。



時折、月の周りに雲がなくなり半月が綺麗に輝く時


彼女の顔も金色に照らされ、涙や涙線がキラリと輝る。





そんな彼女を見て、不謹慎かもしれないけど










――綺麗‥・‥・











そう感じたんだ。












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