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巡り会う恋心

第3章 初恋

「俺は如月龍平っていうんだ。だからおじさんじゃなくて龍平って呼べ」



そう言ってボクに目線を合わせるようにしゃがんでくれた。


その仕草が嬉しかったけど、見つめられて恥ずかしかったから下を向いて小さな声で返事をした。


「うん…わかった………龍平」


するとそれまで黙って見ていたお父さんがボクの頭をコツンと叩いて

「コラ!いくらそう呼べって言われても年上なんだから呼び捨てはダメだろ!」

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