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巡り会う恋心

第3章 初恋


お父さんと龍平さんが楽しそうに話してるのを見てるとなんだか胸がギュッてなる。


ボクだって龍平さんといっぱい話したいのに……


「こら、翔大。宿題はもうやったのか?」


いつもお父さんは龍平さんが来るとボクをリビングから追い出すようにそう言う。



でも、今日は宿題がない日だ。



「今日は宿題ないもん!」


と、龍平さんにしがみついて言った。


「龍平さん、頭いいんだろ?ボク、算数苦手だから教えてよ!」




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