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生きたいです

第2章  学校


 食堂に着くと寛也と達哉がいた。

 「あれッ? 二人で何してたの?」

 顔をにやつかせながら寛也が私の肩に手を回してくる。

 「なッ! 何にもしてない……してないんだから」

 急に私は焦り始めたせいで達哉と寛也は何か分かったらしい。

 「んあー、そういうことー」

 そう言いながら私の頭を撫でてくる。

 「イヤらしくなったなぁー優香も」

 「うるさい! 寛也のくせに」

 「それより午後は球技大会のメンバー決めらしいかクラスに来いよ」

 「あ、…………うん」

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