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生きたいです

第3章  球技大会


 久しぶりにボールに触ったな。

 懐かしい。

 キュッと音がするように足に力を入れバネのように高く飛ぶ。

 指先からボールを押し出すように。

 『サクッー』


 一発でシュートを決める。


 「おーすげーじゃん」

 子供のようにはしゃぐ辰樹。

 「でしょ?」

 自慢げに返す。

 

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