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生きたいです

第3章  球技大会


 「もしも、俺らのクラスが優勝したら一度俺とデートしろ!」

 「は? 今更なんでよ?
   辰樹らしくもない」

 私は苦笑した。

 まあ、一度も辰樹と出掛けたことなかったな。

 辰樹だけじゃない。

 龍太も達哉も寛也とも。

 私はほとんど屋敷からでなかったから。

 服とか雑貨とかいつも沙耶が買ってきてた。

 あんまり興味もないし。

 

 

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