生きたいです
第3章 球技大会
2週間後─。
「ハァハァ。どうだ! 今日は十本もシュートが入ったぞ!」
息を切らせながら辰樹は自身満々にいう。
シュート練習ばかりしても意味がないので基本的なことを教えた2日以外はほとんど1対1で勝負している。
もちろん私の方がシュート決めた数が多い。
いくら三年間練習してなかったとは言えこんなにもシュートを決められたのは悔しくてたまらない。
しかも、それが辰樹だと思うと。
確かに運動音痴ではあるが覚えが早いし普通にポジション、センターだったら絶対活躍できる。