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好意室

第1章 第1室



コンコン


「失礼します。」


「お、来たか。如月、お前、レポートまだ出してないだろ。」


あたしの担任の先生の原田先生があたしの近くまでやって来る。



「あ、はい。明日、持ってきます。」


「あー、よろしくな。」



そう言うと先生は自分の席に戻っていった。



あたしも、早く帰ろうと思い、職員室から出た。


廊下を歩いていると、前から男の子が歩いてくるのが目に入った。

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