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少年探偵事務所

第17章 無茶な依頼

「僕たちも出られるんだったら、美奈を守れるだろ?」

柊一が言ってることは最もだが果たしてあの婦人が美奈以外の3人の出席を認めてくれるかどうかについては微妙だと灰音は思った。


灰音が心配した通り、電話をかけてみたが断られた。
かけたのは純や柊一ではいきり立ってしまうのが目に見えていたため美奈がかけたがそれでも断られた。

「どうする?」

純が聞く。

「どうするって言ってもな…」

柊一が呟くように言う。
美奈が疲れたような顔で言った。

「もういいよ。面倒だし。」

純がムッとした顔で言い放った。

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