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少年探偵事務所

第17章 無茶な依頼

「美奈はもう少し自分のことにも注意を払えって!」

美奈も負けじと言い返す。

「だから、大丈夫って言ってるでしょ!!」

美奈の強い口調に純も柊一も灰音も呆気にとられた。
いち早く我に返った灰音が声をかけた。

「美奈?」

美奈もハッと我に返り、言った。

「ゴメン。今日はちょっと早退するわ。」

そう言って事務所を出て行った。
取り残された3人は困った顔をした。

「美奈の様子、普通じゃなかったよな?」

純が言う。

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