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「あなた達こそこんなところまで出向いて来ても何もならないのに。」

純は無視した。
言い返さない方が正解だ。

「何？シカト？何も言い返さない訳？」

波が言った言葉に柊一が強く言った。

「僕たちが答える必要があるようなこと言ってないだろ？」

「だからって肯定しているわけじゃないけどね。」

灰音が続く。

「あっ！」

下を眺めていた純が声を上げた。
２人が駆け寄った。
下を見ると怪しげな男がいるのを３人は見た。