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少年探偵事務所

第17章 無茶な依頼

社長は桐原の方を向いて言った。

「君を疑って悪かった。戻って来てくれるか?」

「え?俺は娘さんを誘拐しようとしたんですよ?」

柊一が言った。

「まあ、それは未遂で終わったんですから。」

「未遂は本来罰せられるべきものだが同情出来ないものでもないし。」

純が言う。

「あなたが悪い人には見えないもの。」

美奈が言う。

「あ、ありがとうございます!」

桐原は涙を流して頭を下げた。

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