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少年探偵事務所

第17章 無茶な依頼

婦人は狼狽えた。

「何を言うの!」

灰音は婦人の様子を見て言った。

「図星のようね。」

「なんて言うことをしたんだ!」

後ろから怒鳴り声がした。
スーツを着た男性である。

「お父様!」

「あなた!」

波と婦人が叫んだ。

(この人が社長さん?)

スーツを着た男性が言った。

「何かおかしいと思ったんだ。桐原(きりはら)くんがお金を横領するなんて。全部お前が仕組んだんだな。」

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