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少年探偵事務所

第18章 事実は小説より奇なり

「借りが出来ちゃったけど、泥棒に加担は出来ないなあ。」

「別に警察から逃がせって言う意味じゃないよ。」

「えっ?」

「そのうち分かるさ。」

そういうと長木はポケットに手を突っ込み去って行った。
不意に柊一の頭にこんな言葉が浮かんだ。

事実は小説より奇なり

作り話より本当のことの方がおかしなことが起こるという意味だ。ただ、この話は作り話並みにおかしなことではあるが作り話よりおかしなことということは無いだろうと柊一は思い直した。

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