テキストサイズ

少年探偵事務所

第18章 事実は小説より奇なり

「どうして僕を助けたんです?」

柊一は聞いた。

「僕はあなたにとって敵でしょう?」

すると長木は笑った。

「怪盗紳士、アルセーヌ・ルパンと一緒さ。人殺しをやらない。子供、女性には優しいってことさ。」

「…僕は男だし、子供じゃないんだけど…。」

「女性に優しいって言ったろ?あの美少女、灰音ちゃんやその友達の菊川さんのためだよ。」

「それでも助けたことに変わりはないから礼を言うよ。借りが出来ちゃったな。」

「じゃあ、今度俺が危険になった時、助けてよ。」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ