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少年探偵事務所

第18章 事実は小説より奇なり

「確かに刑事さんの知り合いって櫻木さんしかいないけど、俺には犯人には思えない。」

純が言う。

「同感ね。」

美奈も言う。
柊一はウロウロ部屋を歩き回っていたが携帯を出し、ボタンをプッシュした。

「もしもし、櫻木さん?」

5人は呆気にとられて柊一を見つめた。
一番、犯人の可能性が高い人に電話掛けるなんてどういうつもりだ。

「今日、お時間空いてます?あっ!夜の5時以降?夕食?ええ。大丈夫です。では失礼します。」

「柊一、一体何を?」

「櫻木さんに聞いてみる。」

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