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少年探偵事務所

第19章 駆け引き

「へえ。今時、こんなのドラマでするの?それも子供が起きてる時間に。」

「推理ドラマですよ。普通の。アニメとかでも出てきますよ?そういうの。」

「今時のテレビは…。」

呆れたように櫻木刑事はため息を吐いた。

「そこで櫻木さんに聞きたいことがあります。」

「これを打ち込んだのは私かってこと?」

柊一は黙って首を横に振った。

「いいえ。櫻木さんだとは思ってませんよ。もしあなただったら僕は食事に誘おうなんてしませんし、それ以前に断りますよね?」

櫻木刑事は少し目を丸くした。

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