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少年探偵事務所

第2章 純の任務

「千春さんでいいですか?」

「ええ。」

どきまきしながら千春は答えた。何しろ純はイケメンだ。女性はもちろん、男性も一瞬ハッとするくらい端正な顔立ちをしている。

「なんて呼べばいいですか?」

「なんでもいいよ。純でも菊川でも。」

「じゃあ、純さん。」

「はい、千春さん。」

ニッコリ笑って歩き出した。



数日が経ったが何も起こらなかった。

「純、大丈夫?」

美奈が心配して声をかけてきた。

「大丈夫。」

「用心してね。慣れた時が危ないから。」

「ああ。」

変化があったのはその翌日だった。

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