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少年探偵事務所

第2章 純の任務

いつもどおり、千春と純は歩いていたいた。

ピクッ

純はとっさに感じた。誰かがつけてる…。
千春は気づいていない。
よし、油断させて後ろから犯人を捕まえてやる。

「千春さん、ちょっとここで待ってて。」

「え?ええ。」

そう言って純は離れた。そして曲がり角で曲がり、そのままぐるっとまわり、千春の後ろに回り込む形となった。

「いたっ!」

いかにもヤバそうな人物が千春を見張っている。
そいつが千春に掴みかかろうとした瞬間、純が飛び出した。

「千春さんっ!」

純は振り返ってパンチを出したあいての手首を掴みそのまま、

「おりゃっ」

見事に一本背負いを決め相手を組み伏せた。

「知ってる人?」

「いいえ。」

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