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少年探偵事務所

第3章 灰音、絶体絶命!!

ストーカー事件は純のおかげで解決した。しかし、灰音は何か引っかかるものがあった。

「…。」

灰音はネットで調べ物をしていた。

「灰音、先帰るよー。」

「うん。じゃあね。」

柊一が帰り、灰音一人になった。
その時ハッとした。

「そう。やっぱり…。」

灰音はつぶやいた。
純が捕まえ、逃がした男はある暴力組織の男だった。

「どうりで見覚えが…」

その時、カタン、物音がした。
入り口から長身の男性が入ってきた。

「あの、入り口にCLOSEってなってませんでした?」

「なってたよ。菊川純に用があって来たんだが。」

「純なら帰ったわ。また明日、改めてきてください。」

丁重に灰音は言った。しかし、相手は

「こいつを連れて行け!」

怒鳴った。

「え?」

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