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少年探偵事務所

第16章 大混乱のパーティー

「純、一体何なのよ!」

純は灰音の方を見つめると言った。

「もうおふざけは止めにしませんか?キザな泥棒さん。」

灰音はキョトンとした。

「な、何言ってるの?私が偽物だというの?じゃあ、ダイヤはどこよ。」

純はフッと笑うとグラスを指差した。

「そのグラスの中の氷だよ。液体に沈む氷なんかある?」

「か、怪盗さんが入れたかもしれないじゃない?」

「灰音、ずっと持ってたんだろ?そのグラス。」

「う、うん。」

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