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少年探偵事務所

第16章 大混乱のパーティー

「ハァ、間に合わなかったか。」

柊一がため息をついて言う。
純が素早く周りを見回して灰音の方を見てハッとした顔になり、言った。

「灰音、ちょっと俺と一緒に来てくれるか?」

灰音はジュースのグラスをテーブルに置こうとしたが

「それを持ったままで。」

純はそう言い、灰音の手を引いて会場から出て行った。

取り残された柊一と美奈は

「一体、純のヤツどうしたんだ?」

柊一は首をかしげた。
美奈は二人が出て行った方を黙って見つめた。

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