
姉さんは僕のお人形
第8章 拷問
優斗は前のような笑顔で、僕の肩に手を置いている。
「…離せよ。お前には関係ない」
肩に乗せられた手を振り払い、
優斗から顔をそらす
「いやあ。やっぱり彼女だし…
気になるじゃん?」
彼女?ふざけてるのか?
あんな事しておいて、彼女と呼べるなんて、どんな神経してるんだ?
しかも、他の女の子と遊んでいる
くせに。
「ふざけんなよ。姉さんは本気で
傷ついてるんだぞ!?学校来れなかったのも、全部お前のせいだからな!」
「何、熱くなってんの?
お前と麗奈はただの兄弟だろ?
あ、まさかお前…麗奈がー…」
「お前…!」
僕は優斗の胸ぐらを掴んでいた
優斗を睨みつけながら
