
姉さんは僕のお人形
第8章 拷問
【結衣side】
「…うん、分かった。任せておいて。じゃあね、また明日」
私は、受話器を置く
誰と電話していたかというと…
冷くんだ。優斗の事を話してきた。麗奈ちゃんが教室で泣いた事、優斗がひどい事を言った事…
聞いた瞬間、私も怒りが爆発しそうだった。
出来るものなら、優斗をぶん殴ってやりたいぐらいだ
冷くんは、また私に頼み事をしてきた。今回の頼み事も、演技が得意な私にとってはたやすい物だった。
今回は冷くん、麗奈ちゃん、私の
共同作業だ。
迷惑かけないようにしなきゃ…
