テキストサイズ

姉さんは僕のお人形

第8章 拷問





【冷side】

僕は最近、ある小説にはまっていた。
拷問が大好きな少年が、色々な人を無差別に捕らえ、屋敷に監禁し
拷問を繰り返す…

姉さんは、「よくそんな怖い本が読めるね〜」と言う

けれど、何故かこの本を読んでいると心が落ち着くんだ

だから、優斗を同じ目に遭わせてやるんだ…
殺してやろうと考えた
でも、ただ殺すだけでは許せない
苦しめないと…

さっき、結衣からメールが来た
優斗を映画に誘ったらしい
本当、よくやってくれる
姉さんにはいい友達がいるんだな

本を読みながら考えていると、
姉さんが部屋に入ってきた


「どうしたの?」
「上手く、いくの?あの計画…
もし、誰かにばれたら…」
「大丈夫、大丈夫だよ。ちゃんと考えてあるからさ…姉さんは何も心配しなくていい」

僕は姉さんに笑いかけた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ