テキストサイズ

姉さんは僕のお人形

第8章 拷問



【冷side】

僕は、もう普通の人間ではないのだろうか。そんな事を考えている
だって、今血まみれで倒れている優斗を見ても、何も思わない

一緒だった女の子達は、悲鳴を上げて逃げたけど。
でも、彼女達の手助けのおかげで、優斗はこの有様


「でも…終わりじゃないんだよ。」
まだだ。まだ終わらない
復讐はまだ続く

僕からは、存分に復讐した
後は…姉さんと結衣
彼女達にもー…

あの二人も、優斗を恨んでるから
きっと…

今考えると、僕はそうやって言い訳をしていたのかもしれない
自分が冒した罪を、一人で抱えるのは無理で、だから二人にも同じ罪を負わせようとしている。
「優斗を恨んでいるから」
という、理由をつけて

でも、一人は嫌なんだ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ