
姉さんは僕のお人形
第8章 拷問
それから色々あったけれど、優斗を捕まえる事が出来た。
冷にかなり殴られている状態だったけど。
鈴が優斗を背負って、家に向かう
さあ、ショーの始まり…
そして、今に至る
コツコツ…
私は、部屋に向かっていた。
優斗が閉じ込められている部屋に
優斗には特別。一人部屋を用意した。今までのターゲットは数人に分けて部屋に入れていた。
だから、そこでのコミュニケーションも少なからずあった。
それを密かな楽しみにしているターゲットもいたのだ。
でも、優斗にはその楽しみすら与えない。
酷い人には、それなりの罰を与えないとね。
「…ごきげんよう。」
軽く声をかけると、部屋の中にいる優斗は肩を震わせた。
「ふふっ、そんな怯えなくてもいいのに。今日はもう何もしないわよ?今日は…ね。
明日からは、また楽しいショーが始まるけどね…」
ここに来て、優斗は変わった。
あの強気な態度はどこへ行ったのか?分からなくなるほど、彼は弱り切り、命乞いをしている。
まあ、そこが面白いんだけどね
