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姉さんは僕のお人形

第4章 事件



姉さんがいないので、一人で歩く
胸騒ぎは収まらない

「…あれ?」

僕から、少し離れたところに姉さんと優斗がいた
姉さんは、僕が起きる前に家を出た
それなのに、学校に着いてないって…
おかしくないか?

二人は、手を繋いでいた
それを見た瞬間、僕は察する

姉さんが早く家を出たのは、委員会なんかではない
きっと、優斗と一緒に行きたかったんだ

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