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姉さんは僕のお人形

第4章 事件



「麗奈だけ先に学校行きなよ。遅刻するし…」

そう言って、優斗くんは踵を返す
確かにこのままだと遅刻する…
でも…

「優斗くん!」
「麗奈?」
「やっぱり私も行く!遅刻していいから!」

少しでも優斗くんと一緒にいたい…
学校に行けば二人にはなれない…
遅刻とかどうでもいいや

「真面目な麗奈が珍しいな~
ま、ありがとう麗奈」

優斗くんが私の手を握って歩いていく
温かい
ずっと握っていたい…

だんだん自分が変わっていっている

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