
姉さんは僕のお人形
第7章 排除開始
ーー休み時間ーー
「遅れてごめんね冷くん。それで、私に
話したい事って…?」
僕は結衣を裏庭に呼び出していた
姉さんの事を全て話すつもりで
「結衣は、僕の姉さんの事は知ってる?
黒崎麗奈、って子」
人数が多いので知らない場合もある
確認のために聞いて見た
「麗奈ちゃんでしょ?知ってるよ。
可愛いよね〜羨ましい…
冷くんがわざわざ呼び出すって事は…
麗奈ちゃんに何かあった?」
すご…勘が鋭い
まさかここまで読まれるなんて…
「うん。実は、姉さんと優斗が付き合って
いてー…」
優斗に対する怒りを抑えながら、
僕は結衣に話し始めた
