
姉さんは僕のお人形
第7章 排除開始
学校に着くと、やっぱりその大きさに圧倒される。
相変わらず大きい学校だなあ…
正門をくぐり、歩いていると
「結衣、おはよう」
「………!」
私に声をかけてきたのは、冷くんだった
やばい、めっちゃドキドキする
「お…おはよう?」
「え…何で疑問形なんだ?」
「あ、いや…えっと…」
「……?」
冷くんは少し不思議そうな顔をしていたが、
あまり突っ込まず、歩き出す
何か冷くんって、クールだよね…
冷くんが大声を上げて笑うのは見た事ない。
照れた所とかも見た事ない
見てみたいな…
私は、小走りで冷くんの後を追う
