
姉さんは僕のお人形
第8章 拷問
【冷side】
驚くべき事が起きた。
姉さんが、「明日から学校に行く」と
言い出したのだ。
結衣が僕の家に来て、姉さんと話し
それから結衣が帰った
母さんがいなかったので、二人で夕食を
摂っている時に、そう言った
「でもさ…同じクラスに優斗がいるん
だよ?また何かされたらー…」
「大丈夫。冷くんがいてくれるから。
怖くないよ。結衣も学校で会った時は
私に話しかけてくれるらしいし。
しばらく休んだから…そろそろ行かなきゃ…」
姉さんはそう言ってるが、箸を持つ手は
震えている
強がっている事ぐらい分かる
