
刻々と…
第4章 距離
エスカレーターに乗ると
いくらか良くなってきたのか
マスターはため息を着いた
「鼻がおかしくなったよ…よくあんなところで長い時間えらんでいれるよね…
すごいよ女の人って…」
「皆がそうでも無いですよ
私も辛いですから」
「…弥生ちゃんの買い物も…香りキツイなにかなの…?」
「どうでしょう…シャンプーなんですけど…」
「あぁ…あのいい香りの奴かな…?」
「そう言ってもらえると嬉しいです…ずっと使ってるんです」
「あの香りは…俺好きだな…」
「…そぅ…ですか…」
ドキドキ…
「結構値段しちゃうの?」
「ん~セットで揃えると1万は超えちゃうかな…」
「えっ!シャンプーってそんなにするの!?」
「あはは…気に入ったらそれしか買いたくないって思っちゃうんで…」
「俺なんかドラッグストアで300円のシャンプーだよ…」
「男の人はそれでいいんじゃないかな
髪の毛のこだわりは薄くならないようにするくらいで」
「弥生ちゃんいうねぇ~!最近俺の友達が枕の上にいっぱいあってさ~
みんな元の場所に集まれ~って言っても来てくれないんだよ!」
「お友達が減るのは悲しいですよね…あはは」
「同感!今更増えないし!」
楽しい…会話してる…
この前の事…
無かったみたいに…
楽しい…
