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エロ動物と飼育員

第4章 ▤Episode.3▤

――結局。

「はい、次ここ」

「ん…」


樹璃くんに教えてもらうことに☆

放課後になって、みんなも帰った生徒会室で二人きり。勉強してます。…けど…


「…樹璃くん…」

「なに?」

「おなかすいた…」

「ダメ」

「えー…」

「ホラ、早く解いて」

「…」

「得意な英語だろ」

「……うん」

どんどん訳していく。さすがにスラスラ、と書ける。


「…ん。正解」

「っ、じゃあ―「ダメ」

あ……


「…まだっ、何も言ってないじゃん…っ!!!」

「どうせ”おなかすいた”、とかでしょ。まーは言うことが人通りすぎる」

「…バカ。アホッ!」

「まーよりはできてる」

「む………」

ひどい…ひどいよ(泣


シカトしてやる!


「はい、次解いて」

つーん

「…」

「…」

「…」

「…」

「…まー」

「…」

「まー」

「…」

「…まーちゃん?」

「…」

「シカトか…」

つーん


「……解いたら、ご褒美上げる」

「っ…!!」

「解いて」

っしゃーっ!勝ったー☆


「うんっ!♪」


その後、約束は果たされたものの…あんなことになるなんて……


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