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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

僕との時間を大切だと思ってくれているから出た言葉

「はい♪これ」

玄関口まで見送ってくれた河辺君と鮫島君に渡された2人分の鞄

「ああ‥。じゃ戻るよ‥ごゆっくり‥」

ごゆっくりとかいらないし…

余計に恥ずかしくなるから

パタンと閉まった扉
「河辺‥」

「鮫島先輩‥」

一分一秒待てない2人は玄関口で熱いキスを交わし始めた




鞄を受け取ってエレベーターを待っていると開いたエレベーターの扉

あ‥‥。

「先輩そんなに抱きしめたらぬるくなっちゃうよ!」

「4本も片手で持てるかよっ!」

「誰も片手で4本持てなんて言ってな?あっ小野寺さん?」

背高ノッポ?

「どうして小野寺さんが?」

ずっとボタン押して開けたままのエレベーターの扉

「それより降りてくれないか?」

え?あっ!
言われて気づいた
まだ先輩とエレベーターの中

「鞄?あっ移動したからか?パンツぐらい持って移動しろよ(笑)」

パンツ?それより先にエレベーター降りようよ先輩?

「なつめ君?パンツだけ持って移動する人はいないだろ?」

「パンツ以外にいる物ってなんだよ?」

「先輩はパンツ以外に持ってきていないのかよ?」

どうでもいい疑問をエレベーター降りずに聞いた俺

みかん水4本抱きかかえて考える先輩

「みかん水ぬるくなるから!」

「うるせーな‥だったらお前が半分持てよ!!」

持てよ!!と言って突きつけられたみかん水2本

大浴場からずっと抱きかかえていたから今更渡されても遅い気がする‥
そっからそこだし‥

「先輩が渡したいんだろ?」

「あっ♪俺はチョコボールとポッキーとピーナッツチョコとそれから♪」

人の話聞けよ!

‥‥‥‥‥。

「つまりお菓子だけって事か?(笑)」

「うるさいぞ背高ノッポ!後財布と着替え♪あっ財布は持ってんな(笑)」

それを荷物って言うんだよ先輩‥

「小野寺だ!!それより早くエレベーターから降りろ!」

「え?あ(笑)何故閉まらないんだ?センサーか?便利だな(笑)」

俺がずっとボタン押してるからだ!それよりさっさと降りろ!
やっとエレベーターから出たなつめ君と一樹

「あっ部屋行くのか?」

部屋行くから来たんだろ?

「見てわかんねーか?」

「先輩っ」

今に始まった事じゃないけど‥もっと違う言い方あるだろうに

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