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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

鮫島も河辺の部屋に入ったけど入ったっきり戻って来ない?

何やってんだ?

俺も部屋を訪ねた

ガチャ♪

「鮫島?」

この時日高って言ってくれてたら俺も考えなくはなかった

でも先輩が呼んだのは鮫島先輩の名前であって俺ではなかった

部屋の扉開けたら日高だけが俺を見ようともしない?

「日高っお前いい加減にしろよ‼」

相川が急に怒り出して日高君に詰め寄って来た

「やめろよ!なっちゃん!?」

「離せ鮫島っ‼そもそも俺がどんな目に合ってこうなったか考えもしないで‼俺はお前じゃなきゃーあんな事許してない!」

すごい殺し文句だけど今それとこれとはまた話が違う

今回の話がなかったら俺は先輩を抱きしめていた

「あんな事って何の事だよなっちゃん?」

「クソっ‼」

鮫島の手を払い俺は部屋を出た

結局鮫島は何を聞きに行ったのか分からないけど二人と和解したみたいだった

俺だけはみごかよ…
何で俺だけ…

部屋の隅っこでうずくまっていると部屋の扉が開いた

日高?!

俺は振り返った

「なっちゃん?」

「何だ…鮫島か‥」

「俺で悪かったな。ちょっといいか?」

鮫島が入って来て俺の隣に座った

「お前あいつらと仲良くなったんだろ?あっち行けよ」

「まぁそう言うなって(笑)」

…………。

「河辺と俺の事はお前に関係ないからお前は考えなくていい。それより日高君だ」

「日高の事も鮫島に関係ないだろ?」

「ん?まぁな?でも四人仲良くないとな♪」

「何だそれ‥」

「日高君があそこまで怒った理由分かるか?」

「……………」

「なっちゃんはあの時何て言おうとした?」

「あの時?」

「日高君と俺が同じ事言うとか言った時」

「あーあれは‥」

「思い出したか?日高君が言う通り俺も何でも思った事口にするのは良くないと思うぞ?素直になるのと思った事何でも口にするのはまた違うからな?」

……………。

「日高君もなっちゃんと本当は仲直りしたいんだぜ?」

「じゃ何であんな嫌み言うんだよ」

「嫌み?」

「モコモコにおやつやりすぎだろ?って言った時俺の方が食いすぎだとか‥」

「あーあれはお前の態度が違うかったかららしい(笑)」

「態度?」

「白先輩の時と日高君の時の態度だよ?だからスネたんだよ(笑)まぁ食い違ったんだな」

「食い違い?」

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