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「でも怒ってる相手にいつもみたいに話しかけれると思うか？俺がこんなだって事日高も分かってるはずだろ？」

「いつも日高君がなっちゃんに合わせて折れてるのに今回ばかりはなっちゃんから歩み寄ってほしかったんだろう。それになっちゃん?自分だけ悪くないとは言えないだろ？言い過ぎたと思うだろ？」

「あれは鮫島が寂しいか？って聞くから、つい‥うんって‥」

「そこじゃなくて」

「聞けよ！そっからの流れで日高も鮫島と同じ事言ったから俺は‥」

「でも悪いと思うだろ？」

「…少しだけ」

「ぷ(笑)」

「何で笑うんだよ！」

「素直じゃないなーと思ってよ(笑)」

俺は素直だ！素直になったんだ誰かさんのおかげで‥

「そう言えば何でお前あの時あんな事思い付いたんだ？」

「あの時?」

「ﾏｸﾄﾞ入った時結局俺がバラしちまったけどよ？」

「あーあれか？あれは俺だけﾔｷﾓﾁ妬いたの悔しくて河辺にもﾔｷﾓﾁ妬かせたかったんだよ」

「ﾔｷﾓﾁ？」

「ああ(笑)」

「ﾔｷﾓﾁか‥」

「なっちゃん？」

「鮫島？日高呼んできてくれよ？」

「お前まさか？」

「いいから呼んできてくれって」

また良からぬ事思い付いたんだろ？

「なっちゃんが行った方がいいと思うけど」

「何で？」

「俺がさっき言った事もう忘れたのか？自分で行け！」

「何だよケチ」

仲直りしたいって相手も思ってるならその相手が話しかけてくれたら嬉しいだろうが

「ほら！さっさと行けって」

「押すなよ！」

相川の重い腰を上げさせ日高君を呼びに行かせた




部屋の前で深呼吸してノックした

ｺﾝｺﾝ？

「日高？話あんだけど…」

「先輩‼?」

やべっ嬉しい

「なっ何?」

やっと日高が振り返ってくれた返事してくれた

「ちょっといいか？」

「うん‥河辺ちょっと行ってくる」

「分かった♪」

部屋を出たら鮫島先輩とすれ違った

すれ違い様にぽん♪と肩叩かれた

「？？？」

そのまま鮫島先輩は部屋に入って行った


「話って何?」

「鮫島から聞いたんだけど‥俺があの時ああ言ったのは鮫島が俺に寂しいか？って聞いたから日高と同じ事言うんだなって思って言ったんだ。でも何でも口にするなって言われたからごめん」

言われたからごめん？

「言われなきゃ気づかなかった訳？」

「…うん‥」